「志賀理江子 ブラインドデート」リレートーク
いがらしみきお×志賀理江子
『I【アイ】』について
ー幼い頃からずっと考えてきた、生と死のこと。命の意味。その先にある”答え”を、今なら描ける気がする
2011年の震災後に発売された『I【アイ】』の帯に書かれた言葉。この言葉をきっかけに、志賀はこの本を手に取りました。人間の存在、宗教、暗闇、そして言葉。「ブラインドデート」につながる根源的な問いに向き合う『I【アイ】』について、いがらしみきおとお話します。
「ここまで人間に迫った作品を他に知りません。作品の中の細かなひとつひとつが現在の現実の東北であると思う。」(志賀理江子)
日時 |
2017年6月10日(土) 14:00- |
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場所 |
2階造形スタジオ |
入場料 |
無料 |
いがらしみきお
1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。24歳で漫画家デビュー。代表作に「あんたが悪いっ」(1983年漫画家協会賞優秀賞)、「ぼのぼの」(1988年講談社漫画賞)、「忍ペンまん丸」(1998年小学館漫画賞)、「I」、「羊の木」(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、「誰でもないところからの眺め」(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。「かむろば村へ」は「ジヌよさらば-かむろば村へ-」として2015年に映画公開、「羊の木」(山上たつひこ原作)は2018年映画公開予定。現在は「ぼのぼの」がフジテレビ系列でアニメ放映中。近著としてエッセイ「花火の音だけ聞きながら」6月刊行予定。2010年宮城県芸術選奨、仙台市在住。
撮影:志賀理江子
『I【アイ】』(全3巻)
いがらしみきお
小学館、2011-2013年