美術館は心の病院 猪熊弦一郎とMIMOCA
2018年7月14日(土)-9月30日(日)
会期中無休
会期 |
2018年7月14日(土)-9月30日(日) *会期中無休 |
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開館時間 |
10:00-18:00(入館は17:30まで) |
主催 |
丸亀市、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団 |
料金 |
◎観覧料 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(愛称:MIMOCA(ミモカ))は丸亀市ゆかりの画家・猪熊弦一郎(1902−93)の全面的な協力のもと、1991年に開館しました。落成式の際のインタビューで、猪熊は「美術館は心の病院」という言葉を残しています。美術館で良い作品を見たり、気持ちのよい空間に身を置いたりすることは、心を癒し新鮮な刺激を受け、生きる活力を得る機会になります。猪熊は、せわしない現代社会において「心の病院」として美術館は欠かせない存在になると考えていました。そんな「心の病院」を実現するため、立地から理念、建築、調度品に至るまで丸亀市と猪熊とで協議を重ねてMIMOCAが形作られていきました。そして猪熊の思いを受け継いで、当館は現在も活動を続けています。
MIMOCAに対する猪熊の思いや、当館の理念について、これまでまとめてご紹介する機会はあまりありませんでした。本展では「心の病院」としてのMIMOCAそのものにスポットを当て、様々な活動を積み重ねてきたこれまでのあゆみを振り返りながら、猪熊がMIMOCAに込めた思いをひもときます。なお当館は2019年1月1日から2020年3月31日まで休館する予定です。本展を通して、いま改めてMIMOCAを見つめ、今後の活動に繋げてまいります。
1.猪熊弦一郎《楽しい家族》(1989年) ©公益財団法人ミモカ美術振興財団
2.丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 外観 撮影:山本糾
3.猪熊弦一郎 撮影:高橋章