きむらとしろうじんじん
野点(のだて)と丸亀妄想屋台群
絵付けをしたお茶碗を焼き上げてお抹茶を楽しむ、きむらとしろうじんじんの野点。美術館では、2026年秋の「野点(のだて)と丸亀妄想屋台群」開催に向けて、野点と一緒に自分の妄想屋台を路上に持ち出してみたい!野点に関わってみたい!など様々な形でプロジェクトに関わってくださる方を募集します。
●野点とは?
その場で絵付けをしたお茶碗を楽焼(らくやき)という方法で焼き上げ、自作のお茶碗で「その土地の・その日・そのときの風景の中で」お茶を楽しんでもらう……陶芸お抹茶屋台-移動式カフェ-旅回りのお茶会です。じんじんさんは素焼きのお茶碗と陶芸窯・お茶道具一式を積んだリヤカーをひいて、路上や公園、空き地、駐車場など、その土地のさまざまな場所に現れます。
●妄想屋台とは?
「自分にとっての魅力の予感」を路上や空き地に屋台として持ち出してみたものの総称。風呂敷1枚でできることから巨大なものまで、かたちは人それぞれ。
【2026年秋の開催に向けた道のり】
●2025年5月10日(土)・11日(日)10時~17時
「説明会&おさんぽ会」
野点や妄想屋台に一緒に取り組んでくれるプロジェクトメンバーを募るため、本プロジェクトや野点について説明会を実施します。また野点や妄想屋台を展開する場所を見つけるため、丸亀市内をお散歩しながら魅力的な風景を探します。
↕ 追加の説明会やおさんぽ会などで妄想をふくらませる期間
●2025年11月23日(日・祝)
「野点デモンストレーション」
2026年の「野点(のだて)と丸亀妄想屋台群」を展開するにあたり、デモンストレーションとして、プロジェクトメンバーがじんじんさんと一緒に来場者をお迎えします。
来場者はその場で絵付けをしたお茶碗を焼き上げ、自作のお茶碗で「その土地の・その日・そのときの風景の中で」お茶を楽しんだり、お茶碗が出来上がる様子を覗いたり、プロジェクトメンバーやじんじんさんとお話ししたりしてゆっくり過ごしてください。面白そうと思った方はプロジェクトメンバーになってみませんか。
↕ 自分にとっての魅力の予感を考える期間
●2026年2月ごろ
「説明会&妄想屋台ワークショップ&おさんぽ会」
プロジェクトメンバーによる本格的な妄想屋台制作に向けてのワークショップを開催します。妄想屋台をみんなで相談する時間、プランを絵に描いてみる時間、そして発表するプレゼン大会を実施。引き続き丸亀の魅力的な風景を探すお散歩も続けながら、2026年秋の開催に向けて準備を進めます。
↕ 妄想屋台の準備期間(相談会・屋台制作など)
●2026年秋
「野点(のだて)と丸亀妄想屋台群」
これまでのおさんぽ会で見つけた場所にプロジェクトメンバーが考えた妄想屋台を野点とともに展開します。
来場者は妄想屋台出展者それぞれにとっての魅力やその予感を見たり聞いたりしながら、その日・その場所にしかない風景や出会いを楽しみます。
上記に加えて、説明会や交流会などを実施する予定です。詳細は本ページやSNSでお知らせします。
主催 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団 |
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共催 |
丸亀市市民交流活動センター マルタス |

きむらとしろうじんじん
1967年新潟県生まれ、京都府在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科で陶芸を学ぶ。1995年から移動式陶芸お抹茶屋台「野点」を全国各地で開催。「もっともチャーミングな」服装で参加者をもてなし、路地・空き地・公園などに一期一会の風景や交流を生み出している。丸亀では2001年と2003年に商店街や当館ゲートプラザなどで野点を開催。
[よくある質問と回答]
Q:具体的にどんな活動をしますか?
A:2026年秋に開催する「野点(のだて)と丸亀妄想屋台群」に展開する妄想屋台を考えたり、野点においてじんじんさんと一緒に来場者をお迎えしたりするために2025年から定期的に集まりながら準備を進めていきます。
全てに参加いただくのはもちろん、おさんぽ会だけの参加だけなどもOKです。興味のある方は是非5月に開催する「説明会&おさんぽ会」にお越しください。
Q:途中で行けなくなっても問題ないですか。
A:もちろん問題ございません。ご都合の良い時にご参加ください。
Q:5月の「説明会&おさんぽ会」に参加していないのですが、途中からもプロジェクトに参加できますか?
A:はい、ご参加いただけます。11月「野点デモンストレーション」や追加の説明会等にお越しいただき、面白そうと思っていただけましたら是非一緒に取り組んでいきましょう!
1. 撮影:梅田彩華
2.撮影:神智
3.撮影:田中良子